物心がつくかつかないかの頃から、両親に読んでもらった物語。
このように、まだ世の中をしらない頃に刷り込まれる物語は、良いにしろ悪いにしろ、その後の人生に「潜在意識」として大きく影響する。
子ども心に、「悪いことをすれば鬼がやってきて、良いことをすれば仲良く長生きできる」という世界観を植えつけられた。
世の中のことをなんだかまだよく分からないうちに、刷り込まれる世界観は、その人が生きていくうえで、決定的だ。
この本の対象としては「幼稚園」から「小学校2年」ぐらいかな。
僕も我が家の3人の子どもたちに寝る前に寝床で読んできかせた。
ところで、我が家の実家は新潟のど田舎にあるのだが、ある朝、玄関のドアをあけたら、野菜が積んであった。
「あれ?なんだ?」と思ったら、あとで近所の人がやってきて、「この前、どしゃぶりに会ったので、お宅の玄関の軒先で雨宿りをさせてもらった。そのお礼に、野菜を積んでおいた」とのことだった。
我が家の子どもたちは、てっきり「笠地蔵がやってきたんだ」と思い込んでいた。
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